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加圧トレーニング

最近の美容業界がテーマにしている「アンチエイジング」、つまり老化防止は人類にとっての長年の夢であると言えます。さまざまな栄養分や食材が注目される中、ある筋トレが熱い注目を浴びています。それが加圧トレーニングです。加圧トレーニングがもたらすアンチエイジング効果、そして筋力アップ効果を紹介します!

加圧トレーニングの驚異

加圧トレーニングは、最近になって注目されるようになった新しい筋力トレーニング法です。通常の筋トレよりも短い時間で、その何倍もの時間を掛けてトレーニングをしたのと同じ効果を得ることが出来る、優れた筋トレとして人気を集めています。

加圧トレーニングの始まり

加圧トレーニングが生まれたきっかけは、40年ほど前に遡ります。加圧トレーニングの発明者である佐藤義昭氏が、出席した法事で正座していたのがそもそもの始まりです。当時から身体を鍛えるのが趣味であった佐藤氏ですが、何時間も正座していれば当然のように脚も痺れてきます。「待てよ、この脚の痺れは何かに似ていないか?」そんなひらめきを受けた佐藤氏が、思い当たったのは脚を鍛えるトレーニングをした状態でした。正座の後の脚の痺れは、血行が悪くなったために起こるものです。つまり、佐藤氏は「人工的に血行が悪くなっている状態を作ることで、長時間トレーニングをしたのと同じ成果を得ることが出来るのではないか?」という考えに行きついたのです。

加圧トレーニングの原理

加圧トレーニングは、ベルトなどで腕や脚を縛り血流の悪い状態を作る所から始まります。血流が悪くなった腕や脚の隅々まで血液を行き渡らせるため、普段は使われないような毛細血管にも血流が流れ込んでいきます。この状態で運動をすることで、筋肉が疲労した時に発生する乳酸がどんどんと蓄積されていきます。乳酸が蓄積された状態を感知した脳は、成長ホルモンの分泌指令を出します。この成長ホルモンこそが、加圧トレーニングの効果を引き出す鍵なのです。

成長ホルモンの効果とは

成長ホルモンは、骨や筋肉の成長に関わるホルモンの一種です。骨の細胞分裂を促し、筋肉を強める作用を発揮します。成長ホルモンは、一生の間分泌され続けますが10代を過ぎると年々減少していきます。そのため、成長ホルモンの分泌量が増えることで新陳代謝が活発になって肌が若返った状態になるのです。また、成長ホルモンが分泌されると脂肪細胞から遊離脂肪酸という形でエネルギーが取り出されるため、ダイエット効果も期待できます。

NASAも注目する加圧トレーニング

宇宙飛行士の最大の悩みをご存知でしょうか? それは無重力状態に置かれることによる身体の変化です。人間の身体は地球上の1Gという重力に適応したものですが、重力がなくなることで身体が水分過多の状態になり、顔に浮腫みがでます(ムーンフェイス)。そして、身体を重力から支える必要が無くなるため骨が細くなり、筋肉がどんどん弱くなってしまうのです。このような無重力下での変化を防ぐために、宇宙飛行士は毎日2時間以上の運動を行うことを義務付けられています。この運動時間を短くするために、アメリカのNASAが着目しているのが加圧トレーニングです。加圧トレーニングを無重力状態で行うと、身体が地球上にいるのと変わらない状態になり運動時間を大幅に短縮できるという研究結果が出たのです。

美容に効果のある加圧トレーニング

加圧トレーニングによって、分泌される成長ホルモンは新陳代謝を活性化させる効果があります。この成長ホルモンの分泌が美肌作りにも大きな影響を与えるのです。成長ホルモンは、新しく作られる細胞に必要不可欠なたんぱく質の合成を促進する働きがあります。この作用が、肌再生を促進させて肌の若返りや美肌を作り出すのです。

加圧トレーニングによるリハビリ効果

成長ホルモンの分泌量は、歳を取るごとに年々減少していきます。60歳代の分泌量は、ピーク時にあたる10歳代半ばの30%程度というデータもあります。「歳を取ってからのケガの治りは遅い」というのも、この成長ホルモンの減少に関係すると言われています。しかし、加圧トレーニングは年齢に関係なく成長ホルモンの分泌を活発にする効果があるので、老人医療の現場でも注目されつつあります。

加圧トレーニングを体験する

加圧トレーニングは、すぐに始められるような気軽な筋トレ法ではありません。「血管を圧迫して血流を制限する」という独特の方法は、加減を間違えれば健康を害する可能性が生じるからです。

専門のトレーナーの下で体験する

加圧トレーニングは、指導資格を持ったトレーナーの下で行う必要があります。個人で専用器具を購入して自分に対して加圧トレーニングを行いたい場合は、資格取得までしなくても専門のセミナーを受けるだけで充分です。しかし、他人に対して加圧トレーニングを行う場合は、必ず指導資格を取得する必要があります。

加圧トレーニングの出来るジムなどを利用する

近年、加圧トレーニングの効果の高さや利用者からの要望に応える形で加圧トレーニングを体験できるフィットネスジムが増加しています。また、リハビリなどの医療目的で加圧トレーニングを導入している診療施設で、加圧トレーニングを体験できる場合もあります。

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